位牌や仏壇の必要性(先祖供養しないとダメ?)

一般的な日本人の感覚からすると、仏壇は位牌を置いて先祖供養するための場所だと考えられています。そして大事なのは私たちのご先祖様も同じように考えてきたということです。
つまり、先祖の霊にしてみれば仏壇というのは、この世に帰ってきた時の仮の家のようなものなのです。この時に大事な役目を果たすのが位牌です。
位牌と言うのは、故人や先祖の霊が懸かるためのものなのです。専門的な言葉で、これを依代といいます。
では、位牌がなければどうなるのでしょうか。実は帰ってきた霊は人間の体にかかることが多いのです。
これは生きている人間にとっても、霊にとっても決して良いことではありません。
死んで肉体が滅びると幽界と言う場所へ旅立ち死後30年間、ここで修行をして人間界の様々な未練を断ち切ることになります。この期間の地上への仮の通い宿としての役割を果たすのが位牌です。
三途の川や地獄界、中有霊界など霊界を詳しく知りたい方は以下をご参照下さいませ。
■ 三途の川は本当にあるのか?幽界や死んだ直後はどうなるのか?
■ 地獄界や中有霊界とはどういう場所か?│自殺は重い罪となるのが神霊界の法則
したがって、死んだ人の霊は通常の場合は位牌についていると考えて良いです。中には人の体に憑く霊もいますが、これは神霊界のルール違反であります。
霊界の規則では人体に憑くことを許されているのは守護神、守護霊だけで、それ以外の霊は許された期間だけ位牌に憑くことだけが許されています。
ですから仏壇にはぜひとも霊のかかる依代としての位牌が必要なのです。
宗派によっては仏壇に位牌を置かないところもありますが、まず位牌が持つ本来の意味をしっかりと理解することから始めていただきたいと思います。
仏壇は絶対に必要か?長男しかしてはいけないのか?
幽界へ旅立った後の30年間はある程度、現世と交流を持つことが許されています。
具体的に言えば、お正月やお盆、命日など何回かこのように帰ってきて子孫と関わることができるわけです。
ですから原則として亡くなって30年間位、三十三回忌では位牌を置くだけでなく、折に触れて帰ってきた故人の霊を迎え入れ、温かくもてなしてあげることが必要になります。これが供養が大事だと言う第一の理由です。
ところで先祖供養とは本家や長男しかしてはいけないものなのでしょうか?仏壇は本来1カ所にしか置いてはいけないのでしょうか?
基本的には長男や本家が仏壇を祀るのが原則です。ご先祖様も本家や長男に対しては仏壇を祀ってくれるものと思っていますから、基本的にはそこにやってきます。
しかし、本家や長男は信仰心が薄くて次男や他の兄弟のほうに信仰心の篤い人がいる場合、ご先祖様はそちらの方を頼ってやってきます。
だから信仰心が篤く、先祖供養したいと言う気持ちがあるのに自分は次男だから仏壇を祀ってはいけないと頑なに思う事はなく、そういう時は祀っても構いません。
三十三回忌の弔い上げが過ぎたら先祖代々の位牌に合祀
位牌には個人のもの(一般には戒名が書かれる)の他に「〇〇家先祖代々の霊」と書かれた代々の位牌があります。
死後30年も経つと霊は、もはやこの世に帰ってくる事はなく、それぞれの霊界で修行に専念する決まりになっていますので個人の位牌は三十三回忌を過ぎたら、お焚き上げをして先祖代々の位牌に合祀するのが原則です。
個人の位牌をいつまでも現実界に置いていると、霊の思いが位牌に縛り付けられてしまって、霊界修行に専念できなくなる場合があるので注意してください。
では、先祖代々の位牌に合祀すれば、霊と現実世界の関わりは全て終わりかと言えば、実はそうではありません。死後30年を過ぎた霊でも、お盆の時とお正月だけはこのように帰ってきても良いことになっています。
このときのご先祖の気持ちは人間が休暇をもらって帰省する時と同様、せっかく霊界から許可をもらって遊びに来たときに誰も迎え得てくれなかったら寂しいに違いありません。
ご先祖が霊界から許可をもらって帰ってきたときに子孫が迎えてあげる。その時にご先祖はどこに降りるのでしょうか。
その降りることのできる場所の依代として位牌と仏壇が必要になるわけです。仏壇に先祖代々の位牌を置くことで、自然に家庭や家系の乱れや不調和が落ち着いてくるのはご先祖が安心して落ち着ける場所があるからに他のありません。
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