劫とは?不幸や不運が続く根本的原因

幸せになるのは単なる偶然ではありません。天地の法則があり、それを日々実践していれば早かれ遅かれ、あなたに素晴らしい幸運が降り注ぎます。これは絶対法則です。
以下のページでは徳分について述べてきましたが、今度は逆の劫についてです。劫は業と表記しているところもあります。劫をきちんと理解する上で徳分のことを知っておかないと何を言っているか分からないので、徳について理解されていない方は先に下記ページをご覧頂ければと思います。
※開運する方法とは?人生を豊かにするには徳分を積む
仏教的では劫は大劫と中劫の2種類があるとされており、Wikipediaによれば劫は仏教などインド哲学の用語で、極めて長い宇宙論的な時間の単位とされています。
また天劫は天から与えられる試練のこととされています。
劫は悪行を結果積んでしまう悪しきもの
劫には個人の劫と家系の劫があります。そしてこの家系の劫は「父方の家系の劫」「母方の家系の劫」があります。徳も個人の徳、家系の徳と同じようにあります。
また自分自身が前世に積んでしまった劫、家系の誰かの前世で積んでしまった劫、そして今世、つまり生まれてから今までに積んだ劫とがあります。
劫というのは人を苦しめたり、困らせたりという悪行を行った結果、生まれるものを指します。この悪行をたくさん積んでいる人が重い病気になったり、お金で苦しんだりと辛い人生を送っているのです。
この徳と劫の「因果応報の法則」を知らない人は、世の中は不公平だ!どうして自分ばかり苦しい目に遭うんだ!と社会や人を批判するのですが全ては因果応報、自業自得なのです。
ここをきちんと理解していないといつまで経っても不平不満が止まらず、さらに人を苦しめて悪行を積み、死んで地獄に行くのです。
この因果律の正しい法則を知っていれば少しでも徳を積もうと思えたり、この苦しむ時間によって劫が軽減されているのだから前向きに生きようとなれるので、そういう意味では無知というのは恐ろしいことです。
徳と劫を相殺できない
人を苦しめるなどで劫を積んでしまった場合、ブーメランの法則で自分に苦しみを与えられるわけですが、その苦しい状況や辛い経験をたくさん体験することで劫は少しずつ晴れていくわけです。
また辛い状況が長い時間続けば続くことでも劫は軽減されていきます。だから慢性疾患などで長年苦しんだり、金銭的に厳しい状況が長く続くなどで劫が軽くなるということです。
ただ気を付けなければいけないのは徳を積んでも劫が消えるわけではないということです。
体施、物施、法施をすれば徳は積めますが、劫は消えないので積んだ劫は自らが何らかの苦しみを味わうことでしか軽減させられないということです。
ですから人を苦しめたり騙したり辛い目に遭わせるのは早かれ遅かれ、自分に返ってくるのですから、そういった行為は即刻やめるべきということですね。
生きていく中で他人に誤解されたり理不尽な仕打ちを受けることもありますが、それも自業自得なのです。
その理不尽な仕打ちを受けた時に自業自得だから仕方ない…と簡単に思えるわけではないので仕返ししてやろう…と思ったりしますが、そこを踏ん張って新たな劫を積まないように気を付けなければなりません。
劫を早く抹消するには?
劫を少しでも早く消したい…と思うのは誰しも同じですが、どういう苦しみを味わうかによって劫の祓われ方が違います。
1…早死
2…病苦
3…お金
4…人間関係(男女関係)
5…適職に就けない
6…地位や名誉に恵まれない
最も早く劫を祓う方法は早死です。
ただし絶対にしてはならないのが自殺です。自殺は100%怠りの罪で、死後良い霊界に行きません。
人間は修業をする為にこの世に生まれてきているので自殺はそれを怠ったということで重い罪になります。
神様は乗り越えられない試練は与えないので何か問題が降りかかってきても必ず乗り越えられますので自殺は絶対にNGです。
次に病苦の苦しみです。治らない慢性的な病気や難病など重く長く続く病気であるほど劫は抹消されていきます。世間的には親からの体質は遺伝とされていますが霊的にいうと悪因縁という父方、もしくは母方の劫の影響なのです。
そしてお金の苦しみが三番目です。重い病気になれば必然的に家族に迷惑がかかってお金の苦しみも合わさったりしますが、このように複数が合わさって劫が祓われているケースもあります。
この世的に見ると辛くて苦しいのですが、神様の計らいによって早く劫が抹消されるようにしてくださっているということです。
四番目は人間関係、男女関係です。誤解や理不尽、いじめ、トラブルなど、こちらが正しくても難癖をつけたり、迷惑を被ることがありますがこういうのが劫の影響です。
適職に就けないというのはやりたくない仕事をやらされたり、毎日の仕事がストレスで仕方ないなど自己実現、自己表現ができないということです。
地位や名誉というのは立派な何かを行っても、なかなか社会や人から評価されなかったり、どういうわけか知らないが人の引き立てを受けないなどです。
このように1~6まであるわけですが、1に近づくほどに劫が早く抹消されていくわけです。
劫というのは誰しも大なり小なりあるわけで、逆に見ると6…地位や名誉がなくても好きな仕事に就き、人間関係に恵まれていたら幸せですし、人間関係の葛藤が多少あっても、お金が豊かなら余裕を持って対処できたり人生を楽しめます。
さらにお金や仕事にあまり恵まれなくても、人に恵まれ健康でしたら十分幸せです。病苦や事故で早死にしたら、お金や仕事や人間関係にどんなに恵まれても意味がありません。だから、劫の抹消はこの順番なのです。
また、未来の不安や健康の不安、老後の不安、気持ちの落ち込み、葛藤、疑心暗鬼が起きるのは8割は家系の劫から来ています。2割は本人の劫から生まれます。劫がそういう気持ちにさせるのです。
個人の劫
個人の劫は「父方の劫」「母方の劫」「自分の前世の劫」「今世の0才から積み重ねた劫」の4つで成り立っていますが、父方や母方の家系が積んできた劫がどのような形で家族の誰に降りかかるか分かりません。
仮に父方の家系の劫が10あるとして、その内の3が父に降りかかって、2は自分に、1は兄弟、姉妹に…という風に自分にたくさん降りかかるかもしれませんし、その逆もあるでしょう。
いずれにしても家族で同じ病気になったり、よく事故に遭う、結婚運がない、金運がないなど共通しているものが必ずあるので、それが家系の劫ということであり、それがあるから苦しみ、それがあるからなかなか願望が実現しないということです。
またこうして考えると個人ではなく家系の劫の場合、家族の誰かが病気になったり、不幸な目に遭ったりしているのは自分に降りかかる災いを家族が引き受けてくれたとも言えるので有難いことなのです。
こういった真の開運法則や天地の法則をワールドメイトではもっと深い神髄の次元で学ぶことができます。ご興味ある方は遠慮なく下記のお問い合わせフォームより疑問点や不安点をお話してくださればと思います。
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